期間工でもFIREすることは可能か?必要な貯金額を計算してみた

どうも、FIRE期間工です。

最近巷でFIREという言葉が流行しています。

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で、経済的自立(FI)を成し遂げ、早期リタイア(RE)を実現する注目ワード。

ざっくり言うと、大金を投資にぶち込んで、投資収益だけで生計を立てちゃいましょうという考え方のことです。

僕もこの経済的自由を目指して、期間工として今も働いているのですが、果たして期間工でもそれは本当に可能なのか?

そして可能だとしたら具体的にいくらまで貯めればいいのか?

今回はそんな疑問について記事にしてみました。

目次

3000万円あればFIREは可能

ぐだぐだ結論を先延ばしにして、記事数を稼ごうとするブログは嫌いです。

なので結論を先に書きます。

FIREしたいなら3000万円は必要です。

そしてこの3000万円で得られる投資収益で使える金額は、1年で120万円です。

月に換算すると、10万円の不労所得となります。

期間工として寮に住みながら日々節約をし、フル満了までこなせば、1000万円は貯まるはずです。

つまり期間工ループをして9年ほど働けば、FIREすることは十分可能となります。

以上です。

え?もっと詳しく知りたい?

じゃあページをスクロールして次に進むがいい!

なぜ3000万円なのか

どうして3000万円という金額なのかというと、3000万円あれば年間120万円の投資収益が見込めて、それだけあれば十分生きていけるからです。

先程も書きましたが年間120万円ということは、1ヶ月で10万円の収益となります。

1ヶ月の生活費:10万円
家賃
4万円
食費
3万円
光熱費
1万円
スマホ・通信費
1万円
日用品・雑費
1万円

地方の田舎であれば、家賃4万円でも十分なレベルの部屋に住むことができます。

外食はなるべく控え、基本は自炊。

無駄な浪費は控え、日々節約に徹すれば十分生活できる金額です。

もし急な出費で足りない場合は、アルバイトで月に10日ほど働けば、6~8万円ぐらいは稼げるでしょう。

それだけあれば事は足りるはずです。

は?もっと贅沢したい?

結婚したい?子供もほしい?

じゃあ1億貯めてください。

そうすれば、年間400万円の収益が見込めます。

月に30万円ぐらいの不労所得が得られるんで、1億貯まるまでがんばって働いて下さい。

でもそれじゃFIREできてねぇじゃん、となるわけです。

50歳、60歳でFIRE達成!ってなっても本末転倒ですよ。

だから3000万円という金額が、現実的な最低ラインなんです。

FIREしたいという人は大抵、若いうちに会社で働く人生からリタイアしたいという人が抱くものです。

なるべく早く社畜人生から脱出して、自由時間を謳歌したいという人が願う目標なので、最短コースでFIREを目指すとなったら3000万円が現実的な最低ラインなんです。

なぜ3000万の投資で120万円の収益が見込めるのか

僕は大学にすら行ってないアホですが、その代わりバカを自覚して本をたくさん読んできました。

当然お金の本に限らず、投資に関する本も大量に読み漁ってきました。

そしてFIREの本を読んだとき、そこには4%ルールという考え方が書かれていたんです。

4%ルールとは?

米国株のインデックスファンドに投資し、そこから得られる年間収益の4%だけを切り崩して運用していけば、仮に暴落が来たとしても元本を減らさずに運用し続けられる考え方のこと。

例えば米国株のインデックスファンドで広く認知されている、S&P500というものがあります。

このS&P500の年間収益が、約7%と言われています。

しかし当然株式投資を続けていると、株の暴落を経験することになります。

過去にもブラックマンデーリーマンショックなど、多数の暴落が数年おきに発生しています。

ですがこういった暴落を計算に入れたとしても、4%以内に売却を抑えておけば、元本割れすることなく資産が増え続けると言われています。

年間120万円で少ないというのであれば、3000万円より多くの金額をぶち込む必要があります。

最低年間いくらあれば生活が維持できるか、自身の生活レベルと照らし合わせて計算する必要がありますが、そこは年間の生活費に25倍すればいいだけです。

年間の生活費の25倍=FIREに必要な金額

ここからは年間120万じゃ少ねぇよボケ、という人が見る項目です。

一般の会社員が3000万円貯めるだけでも至難だと思うのですが、年間120万の収益じゃ足りないのであればさらに多くの金額を貯める必要があります。

4%に収める、ということは、逆を言えば25倍した金額まで貯めればいいということになります。

仮に1ヶ月に必要な最低生活費が20万と仮定します。

20万×12ヶ月=年間240万円

240万円×25=6000万円
(6000万円×4%=240万円)

純粋に2倍の生活費なんで、FIREに必要な金額も2倍になるというわけですね。

僕なら6000万円必要と言われたら、もうギブアップします。

無理ゲーなんで。

だったら生活が維持できるレベルまで生活コストを抑えて、FIREに必要な金額ベースを下げる方向にシフトしますね。

そっちの方が現実的だし、やる気も出るもん。

期間工でもFIREは可能!だがそれは人による

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結論としては、期間工でもFIREは可能ということです。

ですが、必要な生活費は人それぞれ違いますし、結婚しているかや子供がいるかどうかでも変わってくるでしょう。

厳しいことを言うようですが、結婚して子供がいる人はもうFIREは無理です。

結婚するという選択肢を選び、子供を授かったという幸福を得たのですから、さらに経済的自由も果たしたいだなんてそりゃ無理ですよ。

だってもう手に入れたいものを、先に手に入れちゃったんだから。

手に入れたいものを我慢して、お金持ちになってからそれらを得ようとしていたなら可能だったのかもしれませんが。

さらに節約ができない人も、FIREは厳しいです。

FIREはあくまでも4%ルールを破らない、という前提条件があります。

必要な資金が貯まったとしても、年間で4%以上を切り崩して生活していたら元本割れを起こして、いずれ資産がゼロになります。

そうなるとFIRE失敗で、また会社員に逆戻り、となってしまいます。

セミリタイア、と言えば聞こえはいいですが、言ってしまえばFIREはずっと節約を意識し、資産管理を徹底し続ける生き方、ということになります。

無駄な浪費を繰り返したり、株の暴落が来たときに投げ売りしてしまうようでは、いずれ崩壊してしまうでしょう。

結局のところ、FIREできるかどうかは人によるって話しですね、はい。

無理にFIREにこだわる必要はない

FIREといっても色々種類があります。

  • Fat(ファット)FIRE:自由に旅行したりできる贅沢な状態。
  • Lean(リーン)FIRE:常に節約、倹約を意識し、必要最低限の投資収益で生活していく状態。
  • Barista(バリスタ)FIRE:アルバイトなど、必要なときに必要な分だけ働く状態。

ファットFIREは一部の富裕層の生き方ですね。

ここまでいくと与沢翼さんレベルになってるはずです。

ので、これは無視していいです。

そして3000万円貯めて年間120万円で生活、というのはリーンFIREのやり方になります。

これは労働を一切しないで、投資収益だけで生活する、という前提の話しなので。

でももし3000万円貯まるまで我慢できないのであれば、バリスタFIREという方法もあります。

1ヶ月に必要な生活費の10万円の半分である、5万円分だけアルバイトで稼ぐ、という生き方です。

そうすれば必要な投資金額は1500万円で済みます。

もしくは10万円では足りないため、15万円必要となった場合でも理屈は同じです。

週5日働くのではなく、週3日だけ働いて生活費を補う、みたいな生き方ですね。

これなら社会的な繋がりも維持できますし、株の暴落が来たとしても精神的に楽になります。

田舎に引っ越してゆるーくアルバイト生活、というのもいいんじゃないでしょうか。

無理に投資収益だけで生活しなくちゃ!と思わなくても、こういった選択肢もあるわけです。

おわりに

僕が目指しているのは、最後のバリスタFIREという生き方です。

足りない分はちょっとだけ働いて生活費を補って、フルタイムの会社員という働き方はやめる。

働き方も接客とかじゃなくて、主にネットを使ったビジネスで生活費を補っていけたらベストです。

今であればYoutubeやクラウドワークスで稼ぐことができますからね。

人との繋がりだって、SNSがあれば十分です。

僕の場合、目標としている金額は1000万円なんで、今のトヨタ期間工をフル満了すれば達成できる計算です。

そろそろちょうど1年経つので、あと2年かぁ。

あと2年もあの辛いライン作業をこなさなければならんと思うとスマホを投げつけたくなりますが、FIRE目指してがんばりたいと思います。

それでは。

ものづくり業界で未経験から正社員【工場ワークス】
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