どうも、FIRE期間工です。
期間工のみならず、組織に属して仕事をしていると、
辞めたい
と思う瞬間が必ずといっていいほど訪れます。
僕も今はトヨタの期間工として働いていますが、仕事が激務すぎて、毎日のように辞めて楽になりたいと思っています。
期間工になる前は派遣社員、または正社員として色んな会社を経験してきました。
そこで僕が痛感していることがこれ。
会社はあなたを本気で守ってはくれない
ということです。
会社が第一に考えていることは利益です。
従業員の利益や、人生の幸福みたいなものはさほど気に留めていません。
いかに従業員を最大限に活用して利益を生み出すか。
それしか考えていないのです。
そんな人をロボットのように扱い、他人の生体エネルギーを吸い取ることしか考えていない会社からは一刻も早く脱出すべきです。
手遅れになる前に。

あなたの人生を本当に守れるのはあなた自身

僕も今まで、正社員、または派遣社員として色んなブラック企業を経験してきました。
- 通勤に片道2時間30分の場所に強制出向させられ、10秒遅刻しただけで別室に連れて行かれ説教。
- 本気で辛いと訴えているのに、打開策を何も講じてくれず、明日も同じように働くことを強要。
- 給料や納期は変えないのに、業務の作業量や責任、難易度だけどんどん増やされる。
会社員として働いているというだけで、多種多様な理不尽を押し付けられます。
楽をしていれば咎められ。
苦労していればさらに苦労を押し付けられる。
100%の仕事をこなせば、次は110%。
110%の仕事を苦労してこなしたら、次は120%。
120%の仕事さえも死ぬ思いでこなしたら、次は130%。
あ、なんだできるんじゃん!
じゃあ、次はこれもお願いね!
これの繰り返しです。
そうして断ることができない優しい人、真面目な人ほどどんどん会社に利用され、そして心を壊していきます。
だから仕事で自死を選んでしまう人が絶えないのです。
でも人を死まで追い込んだ会社がやることといったら何でしょう?
そうです、会見開いて頭下げるだけですよね?
「もう同じことは繰り返しません!」
そんなテンプレートのセリフを吐いて、またのうのうと営業を続けるわけです。
間接的とはいえ、人を死まで追い込んでるんですよ?
こんなの人殺しと変わりません。
むしろ徐々に命を蝕んでる分、よけい残酷です。
会社に滅私奉公しても、あなたの命のロウソクが無駄に削られるだけ。
自分の人生を本当に守れるのは自分しかいません。
会社が求めているのはロボット人間

会社は一生懸命がんばってくれる真面目な人ほどありがたいと思います。
それはなぜか?
会社にとってもっとも都合がいいからです。
逆に自分が経営者の立場になって考えてみるとわかりやすいです。
ちゃんと定時までに出社してきて、どんなに理不尽で辛い大量の仕事でもそつなくこなし、休みもせずミスもせず、給料も今まで通りの額であっても文句も言わず、サービス残業も喜んで受け入れてくれる。
こんな人が社員だったら手放したくないですよね?
でもこれははっきり言ってロボットと同じです。
人間が人間らしく生きようと思ったら、こんな労働は論外です。
逆に、給料の賃上げを頻繁に要求したり、その仕事はやりたくない!と自分の意思を主張したりすると、会社はいい顔をしません。
利用しづらい人間、会社の利益に悪影響を及ぼす人間は不要だからです。
でもロボットなら文句も言わず、一度設備投資さえしてしまえば、黙々と作業をしてくれます。
毎月の人件費だって節約できます。
機械で代用できるなら、人間の労働力なんて不要なんです。
僕は今は期間工として働いていますが、いずれ期間工の仕事は将来なくなってしまうと思っています。
なぜなら全てロボットで代用できればことは足りるから。
ただ設備投資が追いついていなかったり、今の技術ではロボットで繊細な作業ができないから、しょうがなく人間を雇っているだけ。
いずれ自動車工場で車を組み立てている人間なんて、一人残らずいなくなると思っています。
いや、もしかしたら人間の形をしたアンドロイドみたいなものが組み立てているかもしれませんがね。
どのみち期間工の仕事自体、未来はないと思っています。

仕事はやってもやっても終わらない

この理屈を考えるとき、僕はいつもある仕組みと同じだなと考えます。
それは税金です。
税金なんて人が存在する限り、国家が存続する限り消えてなくなることはありません。
そして仕事も同じく、人がいるから存在するわけです。
そしてそれは会社という組織も同じ。
消費税だって最初はそんなものありませんでした。
でも国民の反対を押し切って最初は3%。
3%が浸透して文句があまり出なくなったら、次は5%。
5%も浸透して文句が出てこなくなったら、次は8%。
で今はついに10%にまでなっちゃってますよね?
これって何かと似てないですか?
そう、冒頭で書いた、仕事量が増えていく仕組みと同じです。
仕事なんて一生懸命やってもやっても終わることはありません。
そして必死にこなせばこなすほど、それが当たり前だと洗脳され、どんどんどんどん増やされていく。
最初はほんの少しだった搾取が、いつの間にかとんでもない量に膨れ上がっていく。
でも、会社に属して働いている以上、文句は言えません。
また明日も同じように出社して、同じように仕事を繰り返すしかないんです。
こんな人生楽しいんですか?
こんなこと繰り返してたら、人生苦しいだけで終わっちゃいますよ。
本当に辛いなら逃げてしまえ

ここまで書いておいて、僕はなぜ今も期間工として働いているのか。
それは会社に依存しないですむ将来を手に入れたいから、そのための軍資金を稼ぐためです。
会社のためだとか、お客様の笑顔のためだとか、一緒に働いている仲間のためだとか、そんなクソみたいな戯言を言うつもりは一切ありません。
考えているのは自分のことだけ。
そう、みんな自分のことだけで精一杯なんですよ。
他人のことを本気でかくまってる余裕なんてないんです。
だから、あなたが本気で辛い、逃げた方がいいと思っているのなら、なる早で行動して現状を変えるしかありません。
ただそれにはリスクもあります。
逃げることによるトラウマです。
実は僕は過去に、退職代行というサービスを利用したことがあります。
退職することを会社に言う。
たったそれだけのことができないほど、会社に精神を壊されたことがあるからです。
人はストレスや疲労がピークに達すると、まともな思考ができなくなります。
いわゆる、脳がバグるってやつです。
僕も脳がぶっ壊れて、一時期おかしくなったことがありました。
毎日のように終電ギリギリまで仕事をしていて、ある日横断歩道を渡っているとき、ふと信号を見たら赤信号だったときがありました。
そこは車の往来が激しい一般道路だったので、運が悪かったら車に引かれていたかもしれません。
その経験があって本気でやばいと思ったのですが、退職を相談することが考えられないほどおかしくなっていたので、退職代行サービスに丸投げして逃げるように退職したことがあります。
一旦退職を決意したら後は楽でした。
代行会社は金さえ払ってもらえれば後は勝手にやってくれるので、明日からもうあの会社に行かなくていいんだと思うと本当に命が救われた気分でした。
ただ、あのひどい会社から逃げることができた、という安心感がある一方、
辛い現実から逃げてしまった、という負い目も感じたというのが正直な意見でした。
それからというもの、退職代行を利用した、という過去の経験が、まるでカサブタのように記憶にこびりつき、ふと思い出してはみじめな気分になる瞬間があります。
もちろん、あのとき逃げてなかったら今もその会社で疲弊していたわけですから、選択を間違ったとは思っていません。
でも目の上のタンコブのように、負い目を感じていないかと言われればそれも嘘になります。
なので、正直これは最終手段として利用した方がいいと思ってます。
僕はよっぽどのブラック企業でない限り、もう退職代行は利用しないと思います。
でも逃げる、という行動に対して非難するつもりは全くありません。
逃げたいと本気で思ったときは逃げる方が得策なときもあるからです。
周りの意見じゃなく、自分がどう思うのか、です。
もしこの記事を読んでいて、期間工だけに限らず、今の仕事から本気で逃げ出したいんだけど、会社に相談することもできないと悩んでいる人がいるのなら、退職代行というサービスもあるんだよ、ということを頭の片隅にでもおいておいて貰えれば幸いです。
それでは。

コメント