期間工として働くようになると、金銭感覚が麻痺してきます。
それはなぜかというと、寮生活を送ることで生活費がほとんどかからないし、入社祝い金や満了金など、今まで手にしたことがない多額の金額をいきなり手にいれてしまうからです。
すると、まるで小金持ちになった気がして、湯水のようにお金をジャバジャバ使うようになります。

はっきり言いますが、期間工として寮生活を送っているにも係わらず、まともに貯金できない人は、人生終わってます。
期間工&寮生活というのは、収入が多くて支出が少ないという、お金を増やす上で最高の環境です。
にも係わらず、これだけ恵まれた環境にあっても貯まらないとあっては、もはや今後の人生で貯金できる瞬間など決して訪れないでしょう。
ではなぜ期間工として働いているのにお金が貯められないのか?
答えは簡単。
節約ができていないからです。
今回は、期間工こそ節約すべき理由と、貯金を妨げる悪習慣を紹介していきます。
思い当たる節がある人は、ぜひ今一度自分の行動を振り返ってみて頂くことを強くおすすめします。
工場労働はストレスが溜まりやすい

工場ワークというものは、基本的に同じ作業の繰り返しです。
ただでさえ1日8~10時間も同じ作業を繰り返すだけでも苦行なのに、不具合を出してはならないという緊張感まで伴います。
定時で帰れればラッキーで、基本は1~2時間の残業ありき。
これを1週間のうち5日間もこなし、それに加えての休日出勤。
これでストレスが溜まらないわけがありません。
そのため、このストレスを少しでも吐き出そうと、パチンコや競馬などのギャンブルに流れていく人が非常に多い印象です。

働いてストレスが溜まるから、ギャンブルに走るのか。
ギャンブルに走るから、お金が無くなってより働くはめになるのか。
「鶏が先か、卵が先か」じゃないですが、少なくともギャンブルに流れている段階で、将来的に貯金できるはずがありません。
たしかに期間工という働き方は辛いです。
毎日同じことの繰り返しで気が狂いそうになりますし、やっと1日の仕事を終えて帰ったと思ったのに、気づいたらまた工場で同じ作業をしている。
ほんとに昨日帰ったのか?っていう混乱状態に陥ります。
でもそこでお金を失うストレス発散法をやっていては、いつまで経ってもラットレースから抜け出すことはできません。

お金を貯めるために期間工になった以上、お金を失う無意味な行為は極力避けるべきです。
経験を買う、というお金の使い方には極力賛成ですが、ギャンブルはとにかく依存度が強く、お金を失うスピードが驚異的すぎます。
どうせストレス発散が目的なら、散歩や読書、映画やカラオケ、ゲームやYoutubeなど、なるべくお金のかからないストレス発散法を選ぶようにした方が無難です。
それじゃだめ!というのなら、お金を稼ぐ目的でギャンブルをしている、ということになるので論外です。
ギャンブルはお金をベットした段階で「負けを取り返すためのゲーム」になってしまっているので、非常に効率がよくありません。
お金を増やすのが目的なら、そのお金を投資に回して資産を作るようにした方がいいでしょう。
酒、タバコ、女、ギャンブルは貧乏神の大好物!

偉そうに記事を書いていますが、僕だってお酒は飲みます。
今はもう禁煙成功してますが、20代前半の頃はタバコも一時期吸ってました。
ギャンブルも、昔「エヴァンゲリオン」にドはまりしていた時期があって、エヴァのパチンコやってみたい!と思い数日だけやってたことがあります。(ビギナーズラックで1万買ったけど、次の日に2万負けて辞めた。)
恥ずかしい話しですが、デリヘルも昔何度か利用してました。(今はもう全然利用してません。ほんとだよ!)
これらは貯金する上で、最悪の浪費です。
お酒は健康だけでなく、人生までぶっ壊す可能性を秘めてますし、タバコは吸い続けないと集中力を維持できない!といった言い訳を生み出します。
ギャンブルは勝ったときのドーパミンの影響で依存度もより強くなりますし、何より人をキレやすくします。
女なんて最悪で、はっきり言ってキングボンビーです。

恋愛はするな!とまでは言いませんが、女性と付き合うことによって、男は確実にお金が目減りします。
こと風俗に関しては、もはや言うまでもありません。
そのため、いかにこれらを遠ざけて、自制し続けることができるか。
それこそが、富裕層まで辿り着けるか否かを決定づける、最大の要因だと思っています。
ウィスキーを作った人は神

先に挙げた例の中で、僕が今唯一やっているのが「お酒」になるんですが、これもちょっと工夫してお金をあまり使わないようにしています。
それはお酒を、ビールから「ウィスキー」に代えたこと。
それでいて香りもいいし、味わいも濃厚でちびちびと長く楽しめる。
それにウィスキーは「蒸留酒」になるので、翌日にお酒の影響があまり残りません。
ビールだと一気にガブガブ飲むもんだから、アルコールが一気に体内を流れてしまって、それで悪酔いしちゃうんですよね。
酒豪で、ビール代が馬鹿にならない!という方は、「ウィスキー」を一度試してみてはいかがでしょう?
あ、ちなみに僕のウィスキーの飲み方は「ストレート」一択です。
これを炭酸水で割って「ハイボール」とかにしてがぶ飲みしてたら悪酔いしちゃうんで、それは注意して下さいっす。
期間工を満了しても生活スタイルを維持できるか?

期間工&寮生活というものは、収入が多くて支出が少ないという生活スタイルになるため、多少無駄遣いしたとしても、まだいくらか貯金に回すということが可能です。
ですが期間工を満了してしまうと、寮も退寮することになるので、そこから家賃や光熱費といった生活費が一気に襲いかかってきます。
さらに仕事を辞めたあとは「住民税の納付書」まで送られてくるので、それを支払ってしまえば、満了金なんて丸々消し飛びます。
今までは家賃・光熱費を払わなくてよかった分、毎月5~8万円ほど自由に使えるお金があったかもしれませんが、今後はそれが丸々失われることになるのです。
人間は一度生活スタイルを上げると、それを下げるのは非常に困難とされています。
有名な話しで言えば、宝くじの高額当選者が、最終的には人生を破綻して終わるというやつですね。

だからこそ、期間工でお金が余っているから!と浮かれることなく、今までと同じように倹約に徹しなさいと言っているのです。
ここ、僕がこの記事で一番伝えたかった重要なところです。
なのでもう一度言います。
期間工やって金が余るようになったからって、調子のんなよコラ!!
…偉そうに言われてムカつきました?
でもそれであなたの記憶にこびりついて、最終的に浪費をしなくて済むようになるならそれでいいです。
満了金が入ったら何買おうかな!
って考えるんじゃなくて、それは丸々「住民税の支払い分」として一旦残しておこう、ぐらいに冷静に考えてほしいんです。
だってこの国は、稼げば稼ぐほどお金を吸い取って、金持ちになるのを極力防ごうとしてくるんですから。
節約すればするほど、最終的にあなたの手元に残るお金が増えるんです。
だからこそ、期間工をやっているときこそ節約を意識し、倹約に努めましょう!と、そう言いたいわけです。
節約、節約、ああ節約

それで人生楽しいの?
ええ、つまんないです。
そりゃ「毎日豆腐だけ食って生活しろ!」なんてことは一言も言ってません。
使うべきときには使って、使う必要のないときには支出を抑える。
その工夫をする意識が大切だと言っているのです。
例えばAmazonで衝動買いはしたけど、結局ほとんど使わずに捨てちった、なーんて経験ありません?
それって見方を変えれば、財布から札を抜き取って、鼻かんでゴミ箱にポイしてるのと変わらなくないですか?
たしかに、実際に買って使ってみないと分からないことってあります。
でもその前に、そもそもそれって本当に必要なものなのか?って、もう一歩前に下がって考えてみてほしいんです。
「与沢翼」さんだって、あれほどお金を持っているにも係わらず、物を買うときは衝動買いしないで、一旦1日置いてから購入するかしないかを考えるんですって。
僕だって外出用の「靴」は1足しか持ってないし、服なんてもう何年も買ってない。
ジーパンなんて、いつ買ったのかすら覚えてないし、カバンだってでかいリュック1つあれば十分。
スマホだって、落っことした衝撃で画面右下にヒビが入っているけど、操作には支障ないから未だに買い替える気が全然ない。
それはやっぱり、お金を失ってでもその経験を得たい!と心から思えたからであって、さらに言えば、その経験でお金を失ったとしても虚しさを覚えないからです。
僕からすれば、浪費と呼べるものはお金を使っているにも係わらず、心の虚しさを感じるものではないかなと思っています。

逆に虚しさを覚えず、心の充足を感じられ、かつ無駄と感じないものに関しては、それは投資になり得ると思っています。
なので、これからお金を使おうと思ったときに、「これは投資か?それとも浪費か?」と、一瞬考える癖を身に付けることをおすすめします。
まだ貯金が少ないときなら、使える金額の範囲もたかがしれているので大した問題ではないですが、貯金額が膨れ上がってきたときほど、この意識が非常に重要になってきます。
それにどうせ期間工なんて、満了したらいずれ寮も出なきゃいけないんですから、持ち物なんて最小限でいいはずです。
常にキャリーケースに全部入るぐらいの持ち物で収めておく、ぐらいが丁度いいのではないでしょうか。
おわりに

人生は一度しかありません。
その人生で得られる体験の範囲は、正直どれだけお金があるかで決まると思っています。
そしてそのお金を手に入れるためには、働いて稼がなければなりません。
たくさん働くということは、それはより多くの時間を切り売りしている、ということになります。
よって、浪費という行為は、時間を失って得たお金を無駄に捨てている、非常に愚かな行為である、といえないでしょうか。
僕の場合、毎月の給料のおよそ70~80%は、全て投資信託の購入分にあてています。
生活費などを省いた残りのお金は、書籍代などに投資し、無駄遣いは極力控えた生活を送っています。
お金を自由に使っていい瞬間は、投資信託によって得られた収益が生活費を上回ったときだけ。
そこにまだ到達できていない以上、浪費なんてしちゃいけない。
投資スピードを早めるためにも、節約に徹しなきゃだめなんです。
でも人生は一度きりだから、あまりにも煮詰めて生活すると、それもそれで人生の幸福度が低下する。
お金を使うときには思い切って使って、抑えるときは極力抑えるという、「収入と支出のバランス」を意識して行動してみてはいかがでしょう。
それでは!
コメント