【比較】期間工として働くならトヨタとスバルどっちがいい?実際の体験談をもとに全力解説!

どうも、FIRE期間工です。

期間工として働くことを決めたはいいものの、トヨタスバルのどちらにすべきか迷っている!!

そんな方に向けて今回は、トヨタとスバルの両方で2年近く働いた経験のある僕が、どちらで働いた方がいいか、色んな面で比較してみました。

どちらにすべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

※結論だけパッと見たい方は、目次の「まとめ」に飛んじゃって下さい。

いったいどんなやつがこの記事書いたん?

30代手前で借金200万を抱えるも、スバル期間工として2年働き、1年で借金を全て完済。その後トヨタで再度期間工として働き、現在は資産250万に到達。趣味はドラゴンボール。特技はATフィールドを常時発動させること。

FIRE期間工です
目次

トヨタのメリット

まずは、トヨタの期間工として働いた場合のメリットの面から見ていきたいと思います。

自動車メーカーの中で一番稼げる

言わずもがなですが、トヨタは自動車メーカーの中で最も大手のメーカーとなります。

そのため、給料や満了金の支給が他のメーカーと比べて一番高くなっています。

例えばスバルの場合は、満了金が支給されるタイミングが1年間隔となっており、最大3回まで受け取れるようになっていますが、トヨタの場合は半年ごとの支給となっているため、合計で6回分受け取れるようになっています。

トヨタ自動車

◇満了慰労金+報奨金

3ヶ月満了 122,000円(満了慰労金30,500円+満了報奨金91,500円)

 ※入社日~3ヶ月目以降を更新した場合、上記の金額は受け取れません。

  以降、6ヶ月満了毎に以下支給。

6ヶ月満了 390,400円(満了慰労金207,400円+満了報奨金183,000円)

12ヶ月満了 488,000円(満了慰労金305,000円+満了報奨金183,000円)

18ヶ月満了 512,400円(満了慰労金329,400円+満了報奨金183,000円)

24ヶ月満了 536,800円(満了慰労金353,800円+満了報奨金183,000円)

30ヶ月満了 561,200円(満了慰労金378,200円+満了報奨金183,000円)

35ヶ月満了 576,000円(満了慰労金396,000円+満了報奨金180,000円)

トヨタ自動車

期間工として働く以上、満了金は正社員のボーナスのそれと同じになるため、長く働こうと思っている人からすればモチベーションに繋がります。

またトヨタの労働組合の活動もあって、期間工の日給が未経験でも1万円~となりました。

期間工は、残業や休日出勤でより多く稼ぐことを前提としているため、基本給が最初から高いトヨタで働けば、よりコスパもいいと言えるでしょう。

社員さんが親切で優しい

実際にトヨタで働いた感想としては、スバルよりも働きやすいなと感じたことです。

それの最たる理由が、社員さんが優しく、親切であること。

誰も彼もが、人格者な人ばっかりだったんです。

不具合を報告したら必ず「ありがとう」と言われるし、ミスしたことを正直に報告しても嫌な顔ひとつせず、やはり「ありがとう」と感謝してもらえます。

感謝の言葉を言ってもらえるため、何か少しでも違和感を感じただけでもちゃんと報告しよう、という意識が自然と芽生えてきます。

すると不具合が後工程に流れて、のちの問題に繋がるということもなくなるため、本人からしたらとても気持ちよく働くことができます。

僕の場合は感謝されたいがために、わざわざ自分の工程でもない部分まで報告してしまうほどです。

これはトラブルがあった際に駆けつけるグループリーダーたちに対し、「呼んでくれた人にはちゃんと感謝する!」という社内ルールが徹底されているためです。

人間関係の面で気持ちよく働けるということは、長く仕事を続けられる最たるものであるため、個人的にはこれがトヨタで働く一番のメリットだと思っています。

工場設備が充実している

トヨタでは不具合流出を防ぐために、あらゆるシステムが導入されています。

例えば組み立て工程で、車の特定部分にラベルを貼らなければならない工程があったとします。

このラベルには複数の種類があり、この車種にはこのラベル、この車種にはこのラベルと、様々なパターンが存在するとします。

すると人間は当然ミスをします。

本来この車に貼らなければならないラベルを、別の車に貼ってしまったり。

もしくは、ラベルを貼る、という作業を丸々やり忘れてしまったり。

そういったミスを防止するために、ポカヨケというシステムが導入されています。

特定のラベルを貼らなければならない車種が流れてきた際、対応のラベル付近についているボタンを押さなければラインが止まるようになっているのです。

するとボタンを押している以上、そのラベルは手に取っているわけですから、貼り忘れや、別の車種に貼ってしまう、というミスを未然に防ぐことができるようになっているのです。

こうしたミスを事前に防ぐ工夫や、作業をやりやすいように日々改善する姿勢が、トヨタで働いていて他のメーカーとは違うと感じました。

ミスが発生したらその人のせいにして、揚げ足だけ取るようなメーカーもありますが、少なくともトヨタはその傾向はあまり見られないなと感じました。

食堂のご飯が美味しい

フリー素材】 学食 / ktst さんのイラスト - ニコニコ静画 (イラスト)

僕はスバルとトヨタ、両方の食堂を利用したんですが、正直いってトヨタの食堂のご飯はすごく美味しいです。

工場の食堂と、寮の食堂、どちらのご飯もすごく美味しく、かつメニューも豊富です。

特に工場にある食堂では、専門のシェフが鉄板でステーキをじゅうじゅう焼いていて、美味しそうな匂いが充満してました。

麺類ではラーメン、うどん、そば。

米類も十穀米や、寿司、おにぎり、カレーライスなどなど。

女性も多く働いている影響か、高カロリーなメニューからヘルシーメニューまで、様々な形式を自由に選んで食べられるようになっていました。

当然、調味料も無料で使えるようになっており、メニューも日々変わるようになっているので、食堂のご飯にすぐ飽きる、ということはないと思います。

残業、休日出勤が少ない

正直これは人によってはメリットでもあり、デメリットでもあります。

トヨタでは生産スケジュールがしっかりしているためか、残業、休出が比較的少ないです。

早番、遅番であっても定時上がりが普通ですし、休出がある方が珍しいと思えるぐらいです。

期間工が配属されるとなった場合、大抵が人の入れ替わりが激しい組み立て工程となるはずです。

休憩時間を入れて1日7,5時間もひたすら組み立て作業を行うため、身体はバキバキになりますし、冬であっても汗がだらだら流れてきて、たったの10分がおそろしく長い時間に感じられます。

そこからさらに1時間の残業となっただけでも、1日の労働がとてつもなく長い時間に感じられるため、仕事を終えて寮に帰っても気づいたらまた工場で作業している、という変な感覚になってきます。

それに加えて土曜日の休日出勤ともなると、もはや自由時間がある、という感覚はまったくといっていいほどなくなるでしょう。

仕事から帰ってきたときや、休日の日はゲームをやりたい!と思っている人もいるでしょうが、一日中ボルトを締めて帰ってくると指もガチガチになって、コントローラーすら握る気になれません。

全身の疲れが抜けず、気づいたら1日寝落ちして過ごしてしまった、なんてこともぶっちゃけざらです。

その点残業、休出が少なければ、その分自由時間にあてることができるので、プライベートが充実します。

たしかに残業・休出が多い方が、短期間で一気に稼ぐことはできますが、その分ストレスも溜まるので、長く働いてお金を貯める、ということが難しくなります。

残業・休出が多くて短期間で稼ぐことはできたけど、辛くて半年で辞めてしまった、という場合と、

残業・休出は少ないが、その点自由時間が確保できるので、気づいたら1年働いていたとなったら、後者の方が基本給アップも見込めますし、満了金を多く受け取れるチャンスも増えます。

どうせ期間工をやるなら稼げるだけ稼いだ方がいいに決まっているので、できるだけ長く働ける環境のほうがいいです。

食事代が給料から天引きされるので現金不要

トヨタに期間工として入社すると、トヨタマンの証である従業員証が支給されます。

このカードを食堂の端末にピッ!とするだけで、簡単に支払いが完了してしまいます。

この食事代は、来月の給料分から天引きとして自動で引かれるようになっているため、毎日の食事代として予め現金を確保しておく、という心配がいりません。

当然これは寮の食堂でも実装されているので、売店や自販機で買い物するときを除いては現金が完全に不要です。

ギャンブル癖や、借金の返済で今月余裕がない!となっても、一応食いっぱぐれることはないのでそこは安心です。

トヨタのデメリット

次にトヨタのデメリットの部分を見ていこうと思います。

仕事がとにかくキツイ

僕がトヨタに入社した当初、組長さんに言われたセリフがあります。

「トヨタは甘くない」

研修を終え、いざ独り立ちしたはいいものの、あまりの激務についていけず、いつも辞めてしまいたいと思っていました。

僕が配属されたのがトリムの組み立て課だったので、よけいキツイと感じた部分はあると思いますが、期間工として入社する以上、当然人の入れ替わりが激しい部署となるはずです。

人の入れ替わりが激しいということは、それだけ新しい人が入ってきてもすぐ辞めてしまうほど過酷だということ。

ただ仕事はキツイですが、他より給料が高いからしょうがないと負に落ちる点と、先に上げた人間関係の部分で不満がないために、今も期間工として続けられているのだと思っています。

はっきり言ってトヨタは激務です。

想像している以上に過酷な現場だということを覚悟しておいて下さい。

社内ルールがガチガチすぎる

これは先に上げたメリットの裏返しです。

例えば僕が所属している組では、出勤時にLINEのグループアカウントに出社可能かどうか、スタンプで毎日通知しなければなりません。

これをうっかり忘れてしまうと、直属のリーダーから「起きてますか?」といったLINEが飛んできます。

早番であろうと遅番であろうと、出社するたびに毎回毎回スタンプを送らなければならないため、正直面倒に思う瞬間が何度もあります。

さらに出社してからも握力検査や、今の時期であれば今日の体温の記載、そしてストレッチを実施したかや、昨日はよく眠れたか、体調に問題はないかといった「体調管理シート」に逐一チェックをつけなければなりません。

そして朝のミーティングでも「ばね指」になっていないかどうか、一本一本指を広げてみせて確認してもらう必要があります。

社員の健康管理が徹底されている、と言えば聞こえはいいですが、正直ルールがガチガチすぎて面倒くせぇと思っているのが本音です。

当然、保護具に関しても、メガネ、腕のサポーター、帽子、エプロン、ケプラー手袋などなど、怪我をしないようにガッチリフル装備で作業しなければなりません。

冬の時期ならいいですが、夏の時期となると地獄と化すため、わざわざエプロンを着けている意味あるのか?と思いながら作業しているのが正直な気持ちです。

食堂の値段が高い

トヨタの食堂のご飯は美味しいです。

それに関しては嘘偽りはないんですが、いかんせん料金が高すぎます。

例えばカレーライスに関しては、適量サイズで400円します。

節約してミニサイズにしても、270円もします。

うどん、そばに関しても、ミニカレーと同じで270円です。

ラーメンもたまに出る「台湾ラーメン」にしようとすると、なんと470円ぐらいもします。

これでは料金が高すぎて、あれもこれも食べられません。

僕も結局お金がもったいないので、ミニサイズのカレー1品だけで済ませるようにしています。

期間工として応募してきた以上、お金を貯めたくて入社してきた人が大半のはずです。

社員さんは福利厚生で半額らしいんですが、残念ながら期間工にそういった特典はありません。

せっかく激務の期間工生活を耐えても、そのほとんどが会社の食堂代で天引きされていては本末転倒です。

ただ期間工は体力勝負の仕事なので、月に1,2万円の食事代ぐらいなら割り切れる、それよりもちゃんと美味しい食事を毎日食べたい!という人なら特に不満は感じないかもしれません。

寮への車・バイクの持ち込み不可

期間工としてお金を貯める以上、寮生活は必須といってもいいです。

しかし、陸の孤島と言われている「田原工場」への赴任となった場合、普段の買い物や、レジャー施設に遊びに行く際にとても苦労します。

交通では、電車の終着駅である「三河田原駅」しかありませんし、周りに映画館すらありません。

にも係わらず、寮に入った以上、1年間は車・バイクの持ち込みが禁止なのです。

しかも1年間勤めてシニア期間工となり、車を寮の駐車場に止められるようになったとしても、普段の通勤には使えません。

プライベートの移動でしか使えないため、平日は仕事で拘束されることを考えると週末しか使う機会はないでしょう。

すでに車を持っている人は、寮から最寄りの契約駐車場を利用するか、最悪愛車を手放すしかありません。

ミーティングが多すぎる

トヨタでは朝の業務開始前に、こういった不具合があった、ああいった災害があった、今後の稼働はこうなる予定、といったミーティングを毎日行います。

それとは別に、毎月「交通安全ミーティング」と評して、これこれこういった交通事故があったから、個人では今後どう気をつけたらいいか?みたいなミーティングが定期的に行われます。

車の持ち込み禁止とされている期間工も、強制参加です。

しかもこのミーティング、なんと残業代がつかないケースがあるのです。

その代わりとして、市販の飲み物が支給されたりします。

時間としては15分ぐらいで終了するのですが、チームの誰かが交通事故をおこしたりすると、緊急ミーティングとしてまた業務終了後に参加しなければなりません。

期間工がやることとしてはただ話しを聞いて、紙に決意表明を書くだけなんですが、なんで車を持ってない自分も書かなければならないのか、今でもまったく理解できません。

スバルのメリット

では次に、スバルで働く場合のメリットから見ていきたいと思います。

短期間で一気に稼げる

これは初めから短期間だけ働こうと思っている人にとってのメリットです。

スバルはトヨタと比べて、残業・休出が多めです。

僕は「大泉工場」の加工部署で働いていたのですが、早番の日は毎日1時間半の固定残業でした。

さらに休出はあって当たり前で、早番の週、遅番の週と合わせて、月に合計3回も休出があった月もありました。

僕が働いていた組は朝・夜・深夜の3交代制となっていた為、深夜残業代も含めると、月の手取りが30万を軽く超える月もざらでした。

ただその分、プライベートの時間はほぼ皆無といってよかったですし、疲労やストレスも常に溜まっている状態だったので、社員になってこれを一生続けるのは絶対無理!って感じでした。

人間ストレスが溜まると、それを発散しようと無駄にお金を使ってしまい、金銭感覚も徐々に狂ってきます。

たとえ手取りが多くなったとしても、節約につとめてお金を使わない、絶対に目標金額まで貯める!っていう強い意思のある人は、スバルの働き方は合っていると思います。

休暇手当がある

トヨタではたとえ夏季休暇であろうが、冬季休暇であろうが、GWであろうが、手当といったものは一切出ません。

期間工は出勤した分しか給料をもらえない日給制のため、こういった長期休暇があるたびに大ダメージです。

しかしスバルでは、夏季休暇手当冬季休暇手当と称して、4万5千円支給されます。

求人ページでは3万円と記載されていますが、なんだだかんだいっていつも4万5千円支給されていました。

おそらく最初は3万円だと思わせておいて、4万5千円に上乗せして支給することで期間工のやる気を高めるのが目的なのかもしれませんが。

それでも長期休暇がある月は手取りが減るのは痛かったので、この支給は正直ありがたかったです。

休ませるぐらいならさっさと働かせて金貯めさせてくれよ!って人でも、こういった手当があるなら、休日は思いっきり羽伸ばせていいですね。

比較的自由に働かせてくれる

これはトヨタと比べた場合、という話しになるのですが、スバルは基本仕事のやり方に関してあまり口を出された記憶がありません。

トヨタの場合は、手順の流れを1~5とした場合、1,2,3,4,5と決められた順番通りにこなさないといけません。

もしこのやり方の順番を1,4,2,3,5と、順不同で終わらせるやり方の方が自分に合っているとしても、トヨタが決めたやり方にちゃんと従わなければなりません。

このやり方の順番を変える場合であっても、ちゃんと報告をして許可をもらえてからでないと、上司に咎められてしまうんです。

しかしスバルの場合であれば、基本不具合を出していないのであれば、それがその人にとってやりやすいやり方なのであれば比較的目をつぶってくれるというか、口を出してこない印象が強かったです。

指示されなくても自分で仕事のコツを掴んでいくのがスバルの特徴、といった印象でした。

食堂が激安

スバルの食堂は激安です。

例えばうどん、そばなどの麺類のみにした場合、なんとたったの150円です。

僕は「大利根寮」という寮に住んでいたのですが、寮の食堂においても朝食なら220円、昼食なら330円、夕食なら440円でした。(消費税10%に増税後の料金)

それに加えて、毎月食事代として月に5000円ぐらい支給されていたので、それを考えると食事代は月に2万円いくかいかないかといった感じでした。

当然ご飯はおかわり自由だし、大盛りにしてもらうこともできます。

大食いの人であっても食事代が節約できるので、その分早く目標金額まで貯金することができます。

周辺環境が充実している

スバルで働くとなると、勤務地は群馬県の太田市となります。

この太田市周辺は比較的周辺環境が充実していて、太田駅の近くにはドン・キホーテもありますし、もう少し歩けば回転寿司チェーンや、ゲームセンター、ニトリ、ブックオフ、自転車あさひ、イオンなどたくさんあって、基本買い物とかでは不便しません。

さらに群馬県は温泉の名地なので、先のイオンの近くにも温泉があります。

天然温泉 太田 安眠の湯 | 子供とお出かけ情報「いこーよ」
天然温泉 太田 安眠の湯|イオンマークのカードの優待特典

体がバキバキで疲れきったときは、よくこの温泉まで自転車で通って疲れを癒やしてました。

さらに個人的に一番嬉しかったのが、イオンシネマがあったこと。

イオンシネマ太田 | イオンモール太田内にある映画館・シネコン
イオンシネマ太田のアクセス・上映時間・映画館情報|映画の時間

このイオンシネマがデカいくせに基本ガラガラで、「この映画だけはアマゾンプライムじゃなくて映画館で見たい!」となったときはここまで行って休日を満喫してました。

さらにラブホテルも結構な数があるので、同じ期間工の人や、社員さんとかがよく風俗で利用してたみたいです。

群馬県まで行って彼女ができた人も重宝するかも。

あぁ、どうせ僕には彼女なんていませんよ、けっ!!!

寮に車・バイクを持ち込める

トヨタでは入社してから1年経つまでは、寮に車・バイクの持ち込みはできません。

ですがスバルであれば、たとえ3ヶ月だけしか働かないとしても最初から車・バイクを持ち込むことができます。

正直スバルを選んだ人は、この点だけに魅力を感じて入社してくる人も多いのではないでしょうか?

いくら太田市が周辺施設に恵まれているといっても、徒歩だけではキツすぎます。

温泉巡りや、グルメ三昧の休日も、車のあるなしで全然変わってくるので、マイカーを持ち運べることが前提条件になっている人はスバルが非常におすすめです。

僕の場合は当時車の免許を持っていなかったので自転車だけでしたが、クロスバイクというスポーツ自転車を買ってからは全然不自由しなくなりました。

車を持ってない人でも、給料を貰ったら現地で自転車を買ってしまえばいいだけなので、最初に自転車を買って足を手に入れてしまうのも手です。

スバルのデメリット

ではここからは、スバルのデメリットを書いていきます。

2年働いて色々不満もあったので、容赦なくボロクソに書きます。

工場が古い、汚い、臭い

僕が配属されたのは大泉工場の加工部署だったんですが、とにかく工場が古くて、汚くて、臭かったです。

なぜかというと、部品を加工するために油を大量に使っているから。

その油があらゆる場所に飛び散っていて、床は汚れまくってるし、油臭いし、それに加えて機材も超古くて、労働環境は最悪でした。

当然、来ている制服も油まみれになるので、毎日のように洗濯してました。

加工部署には、必ず1日にこれぐらいの数を加工しなければならない、というノルマがあります。

しかし使っている機材が古いため、しょっちゅう何かしらで止まるんです。(これをチョコ停といいます)

そしてその止まった機材を確認し、なにが原因で止まったのかを調べ、そしてそれを直接直すのも期間工の仕事でした。

中には直し方を間違えると、2週間ぐらいは保全(機材を直す修理担当)が対応するはめになるという、超責任重大な作業すらも、なんと期間工が対応するんです。

しょっちゅうトラブルで止まるくせに、納品することになる部品は当然品質を保たなければなりません。

ノルマもこなし、品質も保ち、トラブルも自分で直す。

それに加えて、臭くて汚いという労働環境です。

僕も潔癖症で、正直この労働環境はちょー嫌だったんですが、借金を返済しなければならないという逃げられない事情があったので長く続けることができました。

いや、続けるしかなかった、というべきか。

たいした目的も目標もない人はすぐやめていったので、自分も無理だと思えるのなら応募しない方が無難です。

食堂のご飯がクソまずい

スバルの米は死んでます。

ラーメンのスープは水です。

こしょうやラー油を大量にぶっかけないと食えたもんじゃありません。

もはや食事というよりも、胃に食物を流し込んでる感覚に近いです。

日本人なら誰もが好きであろうカレーライスでさえも美味しくないです。

スバルの食堂の飯はもう二度と食べたくありません。

たとえ激安でももう嫌です。

最終的には売店でおにぎりとパンとコーヒーを買って、それで済ませるのがルーティンになってました。

だってそっちの方が美味しいんだもん。

もう一度言います。

スバルの飯はもう二度と食べたくありません。

良い人と、変な人の差が激しい

これは社員であったとしてもです。

スバルは一言で言って、人の揚げ足を取る印象が強かったです。

どういうことかというと、仕事をしている上で、人間は当然ミスをします。

するとそのミスをあげつらって、まるで鬼の首でもとったかのように非難してくるんです。

「もうっ!気をつけて!!」って。

でも、「気をつけて!」と言ってくるくせに、そんなことに注意する必要があったなんて説明は一切ありませんでした。

説明がない、しないくせに、ミスをしたときだけネチネチ言ってくるんです。

あと、仕事のやり方を説明するときも適当にする人が多かった印象です。

人の入れ替わりが激しくて、何度も同じことを人に説明しているから嫌になってるんでしょうけど、こっちから言わせれば全く初めての作業で、右も左も分かりません。

当然仕事のやり方は最初に教えてはもらえるんですが、その現場によって気をつけなければならない暗黙のルールというものがあるはずです。

長い間そこで働いている人だけが知っている、「勘」みたいなものです。

それは当然長く働かないと分からないし、教えてもらえないと分かりっこありません。

でもそれでミスをしたら注意されるんです。

もちろん全員が全員そうじゃありませんし、あ、この人は良い人だ!と思える人もいました。

でも社内ルールが徹底されていないのか、トヨタと比べると親切な人とそうでない人の差が激しいと感じました。

寮の環境が最悪

僕が入った寮は「大利根寮」というところだったんですが、はっきり言って最悪でした。

まず部屋が汚くて臭いんです。

部屋の天井の四隅には黒いスミが付着していたし、入った瞬間、人の汗だか体臭だか分からない、鼻をつくツン!とした匂いが充満してました。

速攻でファブリーズを大量に買ってきて、宮本武蔵ばりの二刀流で噴霧するんですが、それでも取り切れないんです。

窓はカーテンじゃなくてブラインドだったし、パイプベッドがついてると思ったら、ちょうど腰掛ける部分に穴が空いてぶっ壊れてたし。

さらにエアコンも付いてはいましたが、出てくる空気を吸うと咳が止まらなくなるんです。

真夏にどうしても使う必要があったときに、しょうがなくエアコンスプレーでプシュー!とやってみたら、中から黒い液がしたたってきて、悲鳴を上げたときもありました。

さらにスバルの寮は車が持ち込めることもあってか、深夜の時間帯にマフラーをたいて車をふかしてる非常識な人も結構いました。

そのせいで寝不足になるときもありましたし、「うるせーーっ!!」ってマジギレしてる人もいましたね。

こんなところにこれから長期間住まなきゃいけないのかと思うと、絶望的な気分でした。

でも不思議なもんで、しばらく住んでるとこれが慣れるんです。

住めば都、とはよく言ったもんですが、本当にその通りです。

でも今思い返すと、いくら寮費が無料といっても、あんなところにはもう住みたくありません。

スバルはきっと部屋を次の人に貸し出すときに、清掃を全くしないで貸し出してるんでしょう。

僕が入った部屋がたまたま大外れだったのかもしれませんが、寮は自分で選べないのでそこは覚悟しておいて下さい。

異動が多い

スバルで2年働いているうちに色んな人が入っては辞め、を繰り返しみてきました。

そしてその穴埋めをするために、真面目に働いている僕が他の部署に異動させられる、という機会も多くありました。

その回数、なんと5回。

たった2年で5回もですよ?

しかも正社員じゃない期間工が。

自慢じゃないですが、僕は2年間一度も休みませんでした。

それどころか、遅刻も早退もありません。

2年間みっちり働いて、言われた通りのことをこなし、社内ルールも守って真面目に働いてきました。

なのに、せっかく覚えた仕事をペイされて、人が入れ替わるたびに他の作業場に異動させられたんです。

するとどうなるか。

また新しい畑違いの仕事を、一から覚え直さなければなりません。

慣れていない仕事のため、当然ミスもします。

スピードだって遅くなります。

すると注意されるんです。

それを5回繰り返して、最終的には一番過酷な現場に配属された瞬間に、今まで我慢してたみたいなものがプチンっと切れた感じがしました。

更新するかどうか聞かれましたが、ちょうど2年たって節目もよかったのと、コロナの影響で皆勤手当もなくなって真面目に働くのが馬鹿らしくなったので、更新せずに満了することとなったんです。

器用な人は気にならないんでしょうが、僕はどちらかというと不器用な方で、さらに人見知りです。

もしこの記事を見ている人が同じタイプであれば、きっと我慢できないでしょう。

同じ現場で同じようにずっと働き、満了まで同じ日常を繰り返す、というのが向いている人であっても、スバルはそうさせてくれないので、十分注意して下さい。

まとめ

ここまで書いた内容を踏まえて、それぞれ比較した結果がこんな感じです。

まずはトヨタから見ていきます。

メリット
デメリット
  • 長期目線で一番稼げる
  • 社員さんが親切で優しい
  • 労働環境がいい
  • 食堂のご飯が美味しい
  • 残業・休出が少ない
  • 仕事が激務
  • 食堂が高い
  • 社内ルールが多い、厳しい
  • 1年間は車が持ち込めない
  • 休暇手当がない
給料
少ない
多い
人間関係
劣悪
良好
仕事のキツさ
キツイ
楽ちん
労働・寮環境
汚い
清潔
食生活
不味い
美味しい

では次にスバルです。

メリット
デメリット
  • 短期間で一気に稼げる
  • 最初から寮に車を持ち込める
  • 食堂が安い
  • 休暇手当がある
  • 周辺環境が充実している
  • 人間関係が微妙
  • 労働・寮環境が不潔
  • 食堂のご飯が不味い
  • 異動が多い
  • 仕事の責任が重い
給料
少ない
多い
人間関係
劣悪
良好
仕事のキツさ
キツイ
楽ちん
労働・寮環境
汚い
清潔
食生活
不味い
美味しい

いかがでしたか?(←これ書くアフィカスブロガーすげぇ嫌い)

正直言うと、トヨタもスバルも、応募する人の価値観や状況によって一長一短です。

でももし僕がもう一度期間工をすることになったらこっちを選びますね。

もう一度期間工やるならトヨタにする

恥ずかしい話しですが、今まで僕は色んな会社を転々としてきました。

働いた期間はそれぞれ違っていましたが、辞めるとなった決定打はいつも「人間関係」でした。

今収入が途絶えたら家賃が払えず詰む、って状況にも係わらず、人間関係で限界を感じると後先考えずに辞めてしまうんです。

その経験を考えると、スバルをフル満了ではなく2年で満了したのも、やっぱり異動による人間関係の変化が原因でした。

それを考えると、トヨタの人間関係はとても良好です。

正直自動車メーカー問わず、今まで働いてきた会社の中で、ここまで人格者ばかりの職場は見たことがありません。

いくら期間工は稼げるといっても、それは長期間働いた場合の話しです。

たった3ヶ月で辞めてしまっては、いくら稼げると言われているトヨタであっても大した収入にはなりません。

長く働ける可能性があって、本人も気持ちよく働ける、という点を考慮すると、僕ならトヨタに再度応募します。

これから期間工をやって人生逆転しようと考えているのなら、この記事が少しでも役に経てばうれしいです。

それでは。

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